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名古屋市昭和区滝子町の、糖尿病・内分泌内科・・・ゆあさ内科クリニックです。

TEL. 052-693-8553

〒466-0053 名古屋市昭和区滝子町28-20 アーバン滝子1F

脂質代謝異常 Hyperlipidemia その他

以前、ある学会では、コレステロールは多少高い方が、長生きすると主張されています。また、動脈硬化学会では、やはりコレステロールは下げるべきと言われています。
そこで、
当院では、積極的に頚動脈エコーや、血管の脈波検査を施行し、現在の動脈硬化の程度をチェックし、心臓や脳の血管病変の家族歴を確認したうえで、コレステロールや中性脂肪を下げる治療を積極的に行うかどうか決定しています。

健康診断などで、測定される脂質は、大きく分けて次の3つがあります。
@LDL-コレステロール
AHDL-コレステロール
B中性脂肪(トリグリセライド)

コレステロール

総コレステロールという言葉も、よく使用されますが、LDL-コレステロール(悪玉)とHDL-コレステロール(善玉)に分けて考えた方がよいでしょう。

中性脂肪(トリグリセライド)

血液中の脂肪です。
よく出てくる、体脂肪(皮下脂肪と内臓脂肪のトータル)とはまた違います。

頚動脈エコー検査とは
動脈硬化の進み具合を実際に確認するため、体の外から、首の両側にある、頚動脈に超音波を当て、血管の壁の状態を観察する方法が、頚動脈エコー検査です。動脈硬化の進行状態を具体的に調べる検査としては、簡便で精度が高いとされています。

血管脈波検査とは
動脈硬化を診断するためには、血液を送り届けるという血管の機能を調べる「血管脈波検査」も行われます。この検査では、四肢の血圧・脈波を同時に測定することで、動脈の硬さを評価したり、下肢の動脈の狭窄・閉塞の程度を測定することができます。

治療の基本は食事療法と運動療法・薬物療法になります。まずは、食事療法から見てゆきましょう。

@ 最近の研究によると、コレステロールを多く含む食べ物をひかえても、、血中のコレステロールにはあまり影響しないという報告があります。しかし、コレステロールの高い方が、図のようにたくさんコレステロールを摂取しても良いとは思われません。
線維のもの(ゴボウなどの野菜、きのこ、海藻類など)が、コレステロールを下げるのによいといわれています。

A 動物性脂肪を多く含む食べ物は、中性脂肪が高くなります。


B 糖質を多く含む食べ物は糖代謝に悪影響します。余分なエネルギーは脂肪として蓄えられます。肥満の原因ともなります

C ビタミンを多くとりましょう

果物にはビタミンが多く含まれていますが、取りすぎると糖質過多になってしまいますので要注意です

D 食物繊維を多く含む食べ物はコレステロールの吸収を抑え、排せつを促すといわれています。

E 青魚は中性脂肪・コレステロールを下げる成分を含んでいます。

食事療法とともに、適度な運動療法も効果があります

薬物療法



上記の生活習慣の改善でも、脂質異常の改善が十分でないとき、心血管病変の家族歴や、頚動脈エコー、血管脈波検査を行った結果により、動脈硬化の進行があるようなら、薬物療法を行います。
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